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歴史とオルニチン

二日酔いの朝にはしじみ汁が最高、と昔からよく利用してきました。
お父さんが忘年会で飲み過ぎた翌朝は、暖かく栄養素満点のしじみ汁が食卓に・・という記憶をお持ちの方もいるでしょう。
昔の人たちは今のように、何が体にいいのか、どうして二日酔いに効果があるのかという事を科学的に知らなくても、しじみを生活の中にうまく取り入れ、その効能を実感されてきたのです。

古くから日本でも食用として利用されてきたしじみは、時代劇などにも「しじみ売り」として姿を見せることがあり、庶民にとっても大切な食べ物だったことがわかります。
その当時はオルニチンというしじみの成分が体にいい効果を発揮する、肝臓にいいという事がわかっていないながらも、当時目に見えて体がおかしいという時に、しじみが利用されてきたようです。

例えば肝臓が悪いという事をわからなくても、顔などに黄疸が出ていることで、体のどこかに支障があるのだ、という事に気が付き、しじみを食べると黄疸に良いという事が分ったり、ひどく寝汗をかく、という方にも利用されてきました。
江戸時代の文献を見ると、このしじみの黄疸や寝汗に効果があると記されています。
しじみがこうした症状に良い、という事を江戸時代に生きる多くの方が理解されていたのでしょう。
これこそが、オルニチンという必須アミノ酸が持っている働きです。

中国でもしじみの持っている素晴らしい働きが書物に残っています。
中国の本草学研究所の本草網目を見ると、酒毒、黄道によく目がみえるようになり、尿も出るようになる、脚気にもいいなどという事が書かれているのです。
かなり具体的にしじみが持っている効能が書かれている書物です。
中国でも当時知る由もなかったしじみのオルニチンの効果、効能が肝臓などの症状がある方に良いということが理解されていたのでしょう。

現代はオルニチンが必須アミノ酸の一つであること、肝臓の機能を向上させる、サポートするなどの効果も研究によって明らかにされています。
特にお酒を毎日飲まれるという方は、生活習慣を見直しながらオルニチンのサプリメントなどを利用し、健康生活に役立てて欲しいものです。

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